1989年9月22日に公開された映画『ブラック・レイン』。
この記事では、映画『ブラック・レイン』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ブラック・レイン』の予告編
≪映画『ブラック・レイン』・予告編≫
ニューヨーク市警の2人の刑事、ニックとチャーリー。
彼らは、レストランに居合わせた日本のヤクザの幹部とその子分が、もう1人のヤクザに襲われる現場に出くわします。
彼らは男を逮捕し、日本へと護送することに。
しかし、大阪に着いた時に犯人が逃走してしまいます。
言葉もわからない、土地勘もない地で2人は犯人を捕まえることができるのでしょうか?
映画『ブラック・レイン』のあらすじ(ネタバレなし)
ニューヨーク市警本部捜査課に務める刑事ニックは、妻と離婚し、子供の養育費を稼ぐために日々多忙な仕事をこなしていました。
そんなある日、ニックは同僚のチャーリーと共にレストランへ行きました。
何の因果か、偶然日本のヤクザの幹部と子分を発見しました。
そして、もう1人のヤクザが彼らを襲撃する現場を目撃してしまいます。
襲撃した男を追跡し、何とか逮捕することができました。
なんと、その男は指名手配犯であったため、日本へと護送することになりました。
大阪に到着し、大阪県警に引き渡しました。
と思いきや、その警察官は、警察官のふりをした犯人の手下たちでした。
そのことに気づくことができませんでした。
犯人を追うニックは、土地勘もなく言葉さえわからない異国の地で、犯人を捕まえることができるのでしょうか?
映画『ブラック・レイン』の解説
この映画は、1989年にアメリカで製作された、アクション映画です。
大阪の街を舞台に撮影されました。
豪華な日本人キャストが話題を呼び、これが遺作となってしまった松田優作さんも、強烈なインパクトを残しています。
監督を務めたのは、「エイリアン」「オデッセイ」などの作品で知られる、リドリー・スコットです。
日本側製作協力には、フィルムリンク・インターナショナルや電通が携わっています。
さらに協力会社として、日産自動車、スズキ、松田電気産業、ペプシコ・ジャパンなどが協力しており、日本の誇る大企業までもがこの映画へ貢献しています。
映画『ブラック・レイン』のみどころ
この映画の最大の見どころは、日本人俳優さんたちの大活躍だと思います。
特に優作さんの演技には感動させられました。
アメリカの監督が製作した、大阪を舞台に繰り広げられる壮大な逮捕劇と、単純なのに面白く、ワクワクが止まらないストーリーは、最初から最後まで目が離せません。
アメリカから見て、日本はこんなふうに映っているのか!と驚かされました。
またハリウッド映画にも関わらず日本を舞台にしていることもあり、普段何気なく過ごしているはずなのに、牛丼屋のカレーや蕎麦屋のカツ丼などの存在感が異質に感じられて面白かったです。
映画『ブラック・レイン』の感想
大阪とアメリカ。
全く違う二つの土地によって繰り広げられるアクションは想像を絶するほど面白かったです。
今までに見たことのない衝撃を感じました。邦画好きにも洋画好きにも、どちらの人にもおすすめできる一作です。
映画『ブラック・レイン』の登場人物・キャスト
ニック・コンクリン:マイケル・ダグラス
チャーリー・ビンセント:アンディ・ガルシア
松本正博:高倉健
ジョイス:ケイト・キャプショー
佐藤浩史:松田優作
大橋:神山繁
映画『ブラック・レイン』のスタッフ
監督:リドリー・スコット
撮影監督:ヤン・デ・ボン
音楽:ハンス・ジマー(作曲)、シャーリー・ウォーカー(編曲)
日本側ラインプロデューサー:水野洋介
日本側キャスティング:室岡信明
協力:日産自動車、スズキ、松下電器産業、ペプシコ・ジャパン
日本側制作協力:フィルムリンク・インターナショナル、電通