映画『プレデター』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

映画

1987年6月12日に公開された映画『プレデター』。
この記事では、映画『プレデター』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『プレデター』の予告編

≪映画『プレデター』・予告編≫

中央アメリカに位置する国バル・ベルデへに派兵されたのはダッチ率いる特殊部隊員達です。
任務は、武装ゲリラからの人質奪還です。
隊は難なく任務を完了しますが、未知の脅威が潜んでいたのでした…。

それは、独自の文明を持ち人間を狩ることを生業とする“プレデター”。
一人また一人と、この人智の範疇を超越した地球外生命体の餌食となる隊員達…。
異星人と精鋭揃いの特殊部隊との闘いを描いた作品です。

映画『プレデター』のあらすじ(ネタバレなし)

元グリーン・ベレーで屈強な軍人で知られるのはダッチ少佐です。
彼は旧友で現在はCIA職員であるディロンから、ある任務を授かります。
それは、山岳地帯に潜伏するゲリラから、政府の要人を救助するというものです。

部下数名にディロンも帯同し、現場へと向かうダッチ達。
皮を剥ぎ取られた過去の仲間が並び、放置された無線などの道具…。
人間の仕業とは思えない異様な光景に、隊に恐怖が募ります。
現場には先発隊が派兵されていましたが、その不審な状態にダッチは懐疑的です。

一方で、そんな一同を木の上から監視する、ある不気味な存在が…。
常人よりも感覚が鋭い隊員・ビリーがその存在に気付きますが、ハッキリとは掴めません。
ゲリラ潜伏先の村へ到着し一掃するものの、現場の状況と事前情報の相違に混乱する一同。
ダッチはディロンを問い詰め、機密資料の奪還が真の目的であることを吐かせます。
ゲリラの残党・アンナを道案内に従え、脱出へと向かう途中“何か”が動き出すのでした。

逃走を図ろうとしたアンナを追った通信兵・ホーキンスが、何者かに攻撃されたのです。
アンナ曰く、それはこの地で伝えられる「暑い時期に現れ、頭蓋を戦利品として納める悪魔」…。
四方を木に囲まれ、何処から襲撃してくるかも分からないこの敵の餌食となる隊。
「生き残るには…。」
ダッチ率いる隊は迎え撃つ決心をするのでした。

映画『プレデター』の解説

本作は、1987年にアメリカを皮切りに公開されたSFアクション映画です。
「ダイ・ハード」シリーズで著名なジョン・マクティアナンが監督を務めました。
シリーズの原点にして、数々のメディアで愛されるプレデターの初お披露目となった作品です。
驚異的な見た目に拘り、プレデターのデザインは何度も練り直したそうです。
それが現在のグロカッコいいプレデターに繋がったのは、何とも感慨深いものです。

製作陣との意見の相違で、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが降板した話も有名ですね。
制作費1500万ドルに対し、9800万ドル以上の興行成績を記録した、SF映画の名作です。

映画『プレデター』のみどころ

作品の見どころは、
・プレデターのカッコ良さ。
・俳優陣達の躍動する筋肉。
が挙げられます。

ダッチと同様、この映画の主人公と言っても差し支えないのはプレデターです。
“ドレッド蟹”とも揶揄されるその独特の見た目が個性的です。
獲物に気付かれずに接近するステルスモードを始めとした、魅惑的な装備も目を惹きます。
武装者だけを襲い一人だけで勝負を仕掛けるなど、正々堂々とした闘い方…。
キモい見た目とのギャップが妙に心の琴線に触れ、彼が映画ファンに愛される要因となっています。

序盤から終盤にかけて正体が明かされていく過程も、想像力を掻き立ててくれて良いですね。
また、シュワルツェネッガーを始めとした俳優達の肉体美にも注目です。
80年代に一世を風靡した筋肉アクション映画らしく、マッチョマンの存在が際立つ本作。
特にカール・ウェザースの黒光りする筋肉は、身体を鍛えたい気持ちにさせてくれるでしょう。

映画『プレデター』の感想

本作は、全体の殆どを筋肉と火力が占める分かりやすく刺激的な映画です。
視覚と想像力の両方を刺激し、アクション映画の範疇を越えた不朽の名作でもあります。
試行錯誤が伝わる手作り感満載の作品ですので、シリーズ視聴は本作から始めることをオススメします。

映画『プレデター』の登場人物・キャスト

アラン・“ダッチ”・シェイファー少佐:アーノルド・シュワルツェネッガー
ジョージ・ディロン:カール・ウェザース
アンナ・ゴンザルベス:エルピディア・カリロ
マック・エリオット:ビル・デューク
ブレイン・クーパー:ジェシー・ベンチュラ
ビリー・ソール:ソニー・ランダム
ホルヘ・“ポンチョ”・ラミレス:リチャード・チャベス
リック・ホーキンス:シェーン・ブラック
ホーマー・フィリップス少将:R・G・アームストロング
パイロット、プレデター:ケヴィン・ピーター・ホール
ロシア人顧問:スヴェン=オーレ・トールセン

映画『プレデター』のスタッフ

監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ジム・トーマス、ジョン・トーマス
製作:ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー、ジョン・デイヴィス
音楽:アラン・シルヴェストリ
撮影:ドナルド・マカルパイン
編集:マーク・ヘルフリッチ、ジョン・F・リンク

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