映画『ようこそ、シュティの国へ』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2008年2月20日に公開された映画『ようこそ,シュティの国へ』。
この記事では、映画『ようこそ、シュティの国へ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ようこそ、シュティの国へ』の予告編

≪映画『ようこそ、シュティの国へ』・予告編≫

南フランスのプロヴァンスの郵便局の局長であるPhilippe Ambramshsは、うつ気味のJulieのために、気候の良いコート・ダジュールの郵便局に配置転換してもらえるように裏の手を回します。
しかし、それがバレてしまい、寒さの北の果ての街へと飛ばされてしまいます。そこで暮らしていく彼の物語です。

映画『ようこそ、シュティの国へ』のあらすじ(ネタバレなし)

南フランス、プロヴァンスの郵便局の局長であるPhilippe Ambramshsは、うつ気味のJulieのために、勤務先を気候の良いコート・ダジュールの郵便局へと転換してもらうように裏の手を回します。
しかしそれがバレてしまって、フランス人なら誰もが忌避するような寒さの上、そこで暮らす人々は野暮で粗雑だと言う北の果ての街へと飛ばされてしまいます。

妻は引っ越しを拒否したので、彼の孤独な単身赴任生活が始まりました。
そこで部下のAntonieやアシスタントのAnnbelleの協力のもと、独自の方言やしきたりを覚え、街の生活へと徐々に馴染んでいく姿を描いた物語。

映画『ようこそ、シュティの国へ』の解説

この映画は、フランスの歴代累計観客動員数において、20,634,793人を記録したタイタニックに続いて2位の成績となっています。
本作の観客動員数はなんと20,413,165人。
フランスで2000万人越えの動員者数を記録したのはこの2作のみとなっています。

シュティ(ch’tis)というのは、フランス北部ノール圏やパ・ド・カレー県に住む人たち、もしくはその人たちが話す方言を指しています。
この地方は、以前は炭鉱業で栄えており、ポーランドやイタリアから多くの移民がやってきた場所です。
この映画は、その地方の方言を巧みに使った作品となっています。

映画『ようこそ、シュティの国へ』のみどころ

この映画の最大の魅力は、何と言ってもその方言だと思います。
言葉選びが一つ一つ秀逸で、日本語訳も上手でみるみるうちに作品の世界観に飲み込まれてしまいます。
主人公役のKad Meradの演技は素晴らしく、人間味に溢れる夫と局長を演じきっています。
愉快で愛らしい彼の存在自体が、この映画の魅力になっていると思います。

またこの映画は、南フランスと北フランスを巧みに対比しています。
そしてこの映画は見ていてとても明るい気持ちになれるコメディ映画です。
友情あり、恋愛あり、笑いありの面白さ満点級の映画だと思います。

映画『ようこそ、シュティの国へ』の感想

訛りをテーマにしつつ、フランスコメディーらしいユーモアを兼ね備えているこの作品は、私の最も好きなフランス映画です。
初めて見た時はお腹を抱えて笑ってしまいました。
演者さんの表情豊かな演技に引き込まれてしまいます。
ぜひお勧めです。

映画『ようこそ、シュティの国へ』の登場人物・キャスト

フィリップ:カド・メラッド 
アントワン:ダニー・ブーン 
ジュリー:ゾエ・フェリックス 
アナベル:アンヌ・マリヴァン

映画『ようこそ、シュティの国へ』のスタッフ

監督:ダニー・ブーン 
脚本:ダニー・ブーン 
   アレクサンドル・シャルロット 
   フランク・マニエ

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