2017年2月24日に公開された映画『ゲットアウト』。
この記事では、映画『ゲットアウト』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『ゲットアウト』の予告編
≪映画『ゲットアウト』・予告編≫
クリス・ワトソンは恋人のローズの両親に挨拶するために、ローズの実家へ行くことになっていました。
クリスは、ローズがなぜかクリスのある心配事を実家に話そうとしない事を不安に感じています。
彼女の”両親はそれを気にしないから大丈夫”という言葉を信じ、ローズと共に実家のあるニューヨークの高級住宅街に車で向かうのでした。
映画『ゲットアウト』のあらすじ(ネタバレなし)
クリス・ワシントンは写真家の黒人男性です。
ローズの実家へ恋人として挨拶へ行く事になっています。
しかしローズが実家へ自分のある特徴を伝えていないことを気に掛けます。
その事を尋ねても”大丈夫。両親はあなたのことを歓迎するから大丈夫”と言うのに留まるのでした。
高級住宅街にあるアーミテージ家に車で向かう途中で、鹿を刎ねてしまうクリス。
事故の現場にやってきた警察官はクリスに失礼な態度を取り、ローズは怒りますが、トラブルを避けたいクリスは大人しく質問に答えます。
実家へ到着したクリスは大きな屋敷に驚きますが、ローズの両親はハグでクリスを迎えたのでした。
映画『ゲットアウト』の解説
ジョーダン・ピール監督は、アメリカではキー&ピールとして長い間コメディアンのコンビとして活躍していました。
本作は監督の映画デビュー作であり製作にも関わっています。
初監督作品のジャンルがコメディでなくホラーだったことが多くの人に驚かれました。
しかし、低予算でありながら2017年2月に全米公開されると初週末に興行成績が3337万ドルを稼ぎ、週末興行収入ランキングが初登場1位を記録するヒットとなりました。
驚くべき内容が話題となり批評家からも高い評価を受けた本作は、製作を『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』他、人気のスリラー映画を多く手掛けたジェイソン・ブラムが務めています。
映画『ゲットアウト』のみどころ
コメディ出身のジョーダン・ピールが放つ独特の間のテンポなどが作中の緊張感を高めており、オリジナリティあるホラー作品になっています。
今なお続く社会問題がテーマになっていますが、徐々に人間の本質にも迫るようなシーンも多く見受けられます。
上流階級の家のお手伝いで雇われている人の特徴など、アメリカの一部にまだ残る関係性を知るとまた違った見方ができる作品と言えるでしょう。
何度も驚くべき展開を見せながら、先の見えないシーンに繋がっていくので、中だるみすることなく最後まで見ることができます。
映画『ゲットアウト』の感想
冒頭の仲の良いカップルのシーンから不気味な曲の流れるオープニングに繋がるのでのっけから不穏な感じがしてきます。
『ゲットアウト(出て行け)』のタイトルに込められた意味は何なのかを考えながら見てみるのも興味深いかもしれません。
映画『ゲットアウト』の登場人物・キャスト
クリス・ワシントン:ダニエル・カルーヤ
11歳のクリス:ザイランド・アダムス
ローズ・アーミテージ:アリソン:ウィリアムズ
ミッシー・アーミテージ:キャサリン・キーナー
ディーン・アーミテージ:ブラッドリー・ウィットフォード
ジェレミー・アーミテージ:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ロッド・ウィリアムス:リル・レル・ハウリー
アンドリュー・ローガン・キング:ラキース・スタンフィールド
ジョージナ:ベティ・ガブリエル
ウォルター:マーカス・ヘンダーソン
ジム・ハドソン:スティーヴン・ルート
映画『ゲットアウト』のスタッフ
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
製作:ジェイソン・ブラム
ショーン・マッキトリック
エドワード・H・ハム・Jr.
ジョーダン・ピール
音楽:マイケル・エイブルズ
撮影:トビー・オリヴァー
編集:グレゴリー・プロトキン