映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2017年11月4日に公開された映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』。
この記事では、映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』の予告編

≪映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』・予告編≫

インド人の少年パイ・パテルは動物園を経営する一家で育ちました。
やがて補助金がなくなったことがきっかけで、パイの一家は動物たちを連れて貨物船に乗り込み、新天地カナダへと向かうことを決心します。
しかし、パイたちが乗った貨物船は海難事故に遭い、パイを残して他の乗船者は事故で亡くなってしまいます。
唯一生き残ったパイは、ライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、トラと共に過ごすことになります。

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』のあらすじ(ネタバレなし)

カナダ人の小説家は、インド人の青年パイ・パテルの元を訪れ、幼少時代の不思議な体験を聴くことになります。
パイは少年期に動物園を営む家族の元で育ちましたが、補助金が無くなったことがきっかけとなり、パイの家族は動物たちを連れてカナダを目指して貨物船に乗り込みます。

しかし、その貨物船は海難事故に遭い、パイを残して家族や他の乗船者を失います。
パイはライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、リチャード・パーカーと名付けられらトラと共に海を漂流することになります。

彼は生き残るために、リチャード・パーカーと海の上での様々な困難を共にします。

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』の解説

『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』は2012年アメリカ作品で、監督はアン・リーです。
原作はブッカー賞を受賞した2001年のヤン・マーテルの小説『パイの物語』です。主に台湾とインドで撮影されました。

第85回アカデミー賞で11部門ノミネートし、全ノミネート作品の中で最多となる監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞の4部門を受賞しました。
本作品を彩るCG効果はアメリカのリズム&ヒューズ・スタジオ(R&H)が行いました。

アン・リー監督は同社が手掛けた『ナルニア国物語』を観て、リズム&ヒューズ・スタジオ(R&H)に発注を決めたとのことです。

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』のみどころ

この作品の見どころのひとつは、誰にでもわかりやすくシンプルなストーリーの裏に、様々な比喩や暗示が含まれているという点です。
序盤に登場するちょっとした台詞のひとつをとっても後半の展開の伏線になるようなものが多く、再度鑑賞する際にはまた違った味わいを感じることでしょう。

また、パイとリチャード・パーカーのファンタジックな冒険譚を彩るCG効果のクオリティもとても素晴らしく、恐ろしくも幻想的な海の旅を彩っています。
この作品特有の、まるで現実と幻想の狭間を漂うような不思議な世界観にきっと魅了されること間違いありません。

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』の感想

『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』は、その表面上のわかりやすいストーリーとは裏腹に、とても示唆的なシーンを多く含んだ奥深い作品です。
その一筋縄ではいかない魅力に、きっと観賞後もう一度観直してしまうことでしょう。

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』の登場人物・キャスト

パイ・パテル :スラージ・シャルマ
パイ・パテル(成人):イルファーン・カーン
パイ・パテル(11~12歳):アーユッシュ・タンドン
パイ・パテル(5歳):ゴータム・ベルール
サントッシュ・パテル:アディル・フセイン
ジータ・パテル:タッブー
ラヴィ・パテル(パイの兄、7歳): アヤン・カーン
ラヴィ・パテル(パイの兄、13~14歳):モハマド・アッバス・カリーリ
ラヴィ・パテル(パイの兄、18~19歳):ヴィビシュ・シヴァクマール
アナンディ(パイの恋人):シュラヴァンティ・サイナット
カナダ人小説家 : レイフ・スポール

映画『ライフオブパイ/トラと漂流した227日』のスタッフ

監督:アン・リー
脚本:デヴィッド・マギー
原作:ヤン・マーテル『パイの物語』
製作:ギル・ネッター
アン・リー
デヴィッド・ウォマーク

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