映画『心と体と』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2017年3月2日に公開された映画『心と体と』。
この記事では、映画『心と体と』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『心と体と』の予告編

≪映画『心と体と』・予告編≫

ハンガリーで働く、コミュニケーションが苦手なマーリあは、うまく職場に馴染めずにいました。
片手が不自由な上司、エンドレは、彼女のことを気にかけるものの、うまく噛み合わずに悩んでいました。
そんな中、牛用の交尾薬が盗まれてしまう事件が発生してしまいます。
犯人を暴くため調査を進めていくと、マーリアとアンドレは同じ夢を共有していたと知り…。

映画『心と体と』のあらすじ(ネタバレなし)

マーリアは、ハンガリー郊外で、食肉処理場の代理職員として働いてる女性です。
彼女はコミュニケーションが苦手で、職場にうまく馴染めずにいました。
そんな彼女を、片手が不自由な上司のエンドレは気にかけるものの、うまく噛み合うことができず悩んでいました。

ある時、牛用の交尾薬が何者かに盗まれてしまいます。
その犯人を暴くために、全従業員が精神科医によるカウンセリングを受けることになります。
調査の結果、なんとマーリアとエンドレは、同じ夢を共有していたことが判明します。

2人は夢の件を境に、お互いの距離が急接近するものの、、、

映画『心と体と』の解説

この映画は、2017年に公開されてから間も無く、第67回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にて最高賞である金熊賞を受賞しました。
それだけではなく、FIPRESCI賞とエキュメニカル審査員賞も受賞しました。
第90回アカデミー賞外国語映画賞ではハンガリー代表作として出品されて、最終選考の作品の中に残っています。

また、マーリア役を演じたアレクサンドラ・ボルベーイは、第30回ヨーロッパ映画賞でヨーロッパ女優賞を受賞しました。
この作品の監督を務めたエニェディ・イルディコーは、「私の20世紀」でカンヌ国際映画祭で、カメラ・ドールを受賞しています。

映画『心と体と』のみどころ

この映画の見どころは、コミュニケーションが不自由なマーリアと、片手が不自由なエンドレが、互いの状況を理解しながら共生していく姿だと思います。
不器用に苦しみながらも、懸命に生きている人間の物語が好きな方にはたまらない映画だと思います。

セリフが少ないのも、この映画のポイントです。
セリフが少ないからこそ、言葉だけでは伝えることができない感情や喜び、葛藤を鮮やかに描いていて、作品の世界に没入してしまいそうになります。

キャラクターそれぞれの心境や感覚をありありと、素直に描いた映像は必見です。観ていてとても感動します。

映画『心と体と』の感想

この映画は、観ていてとても心が温まり、勇気の出る映画です。
それぞれ違った悩みや葛藤を抱える2人が、共に歩み寄っていく姿には心底感動します。
圧巻の映像美も必見です。
もし興味があればぜひ観てみてください。

映画『心と体と』の登場人物・キャスト

エンドレ:ゲーザ・モルチャーニ
マーリア:アレクサンドラ・ボルベーイ
クラーラ:レーカ・テンキ
シャーンドル:エルヴィン・ナジ

映画『心と体と』のスタッフ

監督:イルディコー・エニェディ
脚本:イルディコー・エニェディ
製作:エルヌー・メシュテルハーズィ(英語版)
   アンドラーシュ・ムヒ(ハンガリー語版)
   モニカ・メーチ(ハンガリー語版)

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