映画『インヒアレント・ヴァイス』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2015年4月18日に公開された映画『インヒアレント・ヴァイス』。
この記事では、映画『インヒアレント・ヴァイス』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『インヒアレント・ヴァイス』の予告編

≪映画『インヒアレント・ヴァイス』・予告編≫

1970年、ロサンゼルスのゴルディータ・ビッチで私立探偵を営んでいる、ラリー・“ドック”・スポーテッロは、3つの事件についての依頼を受けます。
ある日、ドックは不動産業界の大物、ミッキーの宅地開発計画の建築予定地を訪れます。

しかし、そこで彼は突然何者かにバットで殴られてしまい、気を失ってしまいますが、その後…。

映画『インヒアレント・ヴァイス』のあらすじ(ネタバレなし)

ロサンゼルスにある、ゴルディーダ・ビーチで私立探偵を営む、ラリー・“ドック”・スポーテッロ。
彼は、3つの事件についての依頼を受けることになります。

1、不動産業界を牛耳っている、ミッキー・ウルフマンの愛人の依頼。
  彼女はミッキーの妻と愛人が、彼を誘拐しようとしていることを助けて欲しいと依頼します。

2、ブラック・ゲリラ・ファミリーに所属するタリクが、昔ミッキーのボディガードを務めていたというグレンの捜索を依頼します。

3、夫を亡くしたホープ・ハーリンゲンが、夫の捜索を依頼します。
 ある日ドックは、ミッキーにより進められている宅地開発計画の地を訪れた際に…。

映画『インヒアレント・ヴァイス』の解説

この映画は、トマス・ピンチョンの小説、「LAヴァイス」を原作に、「パンチドランク・ラブ」「ブギーナイツ」などを手がけたポール・トーマス・アンダーソンが映画化した作品です。

この作品は、第87回アカデミー賞にて脚色賞と衣装デザイン賞にノミネートされました。
また、第72回ゴールデングローブ賞では、ホアキン・フェニックスが主演男優賞にノミネートされています。
また、第89回キネマ旬報ベスト・テンでは、外国映画ベスト・テンのうちの第9位にランクインしています。

日本で公開されたのは2015年4月18日で、興行収入は2500万円です。

映画『インヒアレント・ヴァイス』のみどころ

この映画の見どころは、70年代独特の空気感や雰囲気だと思います。
キャストと一緒に、70年代のロサンゼルスを旅しているかのような感覚に陥ります。

サウンドトラックや演出によって、この映画の魅力的な雰囲気がより増しているように感じます。

また、この映画はストーリーが複雑に入り組んでいるのもポイントです。

色々な考えだとか、深掘りできるようなポイントがあり、見る人それぞれに色々な解読方法があるのがこの映画の魅力だと思います。
一回見るだけで終わりにするのではなく、2回、3回、、、と見て、考察を深めていくとより作品を楽しめると思います。

映画『インヒアレント・ヴァイス』の感想

探偵もの独特の渋い雰囲気と対照的な、カラフルなキャラクター設計と多種多様な依頼との対比が、とても美しい作品だと思います。
幻影か、それとも現実なのか、混濁するような映像と展開は必見です。
まだ見たことのない人は是非見てみてください。

映画『インヒアレント・ヴァイス』の登場人物・キャスト

ラリー・“ドック”・スポーテッロ:ホアキン・フェニックス
クリスチャン・F・“ビッグフット”・ビョルンセン警部補:ジョシュ・ブローリン
シャスタ・フェイ・ヘップワース:キャサリン・ウォーターストン
ペニー・キンボル地方検事:リース・ウィザースプーン
ソンチョ・スマイラックス弁護士:ベニチオ・デル・トロ
マイケル・Z・“ミッキー”・ウルフマン:エリック・ロバーツ
スローン・ウルフマン:セレナ・スコット・トーマス

映画『インヒアレント・ヴァイス』のスタッフ

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:トマス・ピンチョン
   『LAヴァイス』
製作:ジョアン・セラー
   ダニエル・ルピ
   ポール・トーマス・アンダーソン
製作、総指揮:スコット・ルーディン
       アダム・ソムナー

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