映画『ガープの世界』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

映画

1983年10月15日に公開された映画『ガープの世界』。
この記事では、映画『ガープの世界』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ガープの世界』の予告編

≪映画『ガープの世界』・予告編≫

看護師を務めるジェニー・フィールズは、子供は欲しいものの男性に束縛をされることを嫌う女性です。
そんな彼女は、ある日、怪我によって意識不明の重体となってしまった男性と出会います。
その男性は植物状態でした。

彼女は、そんな植物人間状態の彼と、一方的な性行為を行い、生まれた子供にガープと名付けました。
ガープは成長し、思春期にとある娘に恋をします。

映画『ガープの世界』のあらすじ(ネタバレなし)

看護師を務めるジェニー・フィールズは、子供は欲しいが夫は欲しくない、男性に束縛されたくないという強い思いを抱いていました。

ある日彼女は、怪我のせいで意識不明のまま、寝たきり状態となっている男性、ガープの看病をすることになります。
そんな意識不明の彼と、ジェニーは一方的な性行為を行います。

そして生まれたこどもに、彼女はガープと名付けます。

時がたち、ガープは思春期を迎えます。
彼は所属するレスリング部のコーチの娘である、ヘレンに恋をします。

ですがある日、ジェニーとガープは、突然ニューヨークへ旅立つことになってしまい…。

映画『ガープの世界』の解説

この映画は、ジョン・アーヴィングによる小説、「ガープの世界」を原作として描かれた映画です。
原作小説は、アメリカで数年にわたる大ベストセラーとなった作品です。

著者のジョンは、監督を務めたジョージ・ヒルと共に、映画にカメオ出演しています。

この映画は、グレン・クローズとジョン・リズゴーが共にアカデミー賞の助演賞にノミネートされたほかに、ニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞助演賞をそれぞれ受賞しました。この映画の撮影は、ニューヨーク州にある、私立学校ミルブルック・スクールにて行われました。

映画『ガープの世界』のみどころ

この映画の見どころは、成長していくガープの姿だと思います。
変わった母親の元に生まれ育ち、生い立ちが衝撃的なガープではありますが、成長を重ねていくにつれて、人を愛することを知り、幸せや葛藤、そして苦しみを経験していく姿にはとても勇気付けられます。

ガープを演じた俳優、ロビン・ウィリアムズは、この作品が2作目となる作品でしたが、そうとは思えないほど、ガープの持つ喜怒哀楽や葛藤を鮮やかに演じきっており、その演技力の高さは必見です。
人生でうまくいかないことを経験した時にこそ、この作品に勇気づけられると思います。

映画『ガープの世界』の感想

人は誰しも、生きていくうちに葛藤や苦しみを経験します。
ですが、それでもしっかりと地に足つけて、前向きに生きていかなければなりません。
そう感じさせる作品です。
少しでもこの作品に興味を持ってくれた方は、是非見てみてください。

映画『ガープの世界』の登場人物・キャスト

ガープ:ロビン・ウィリアムズ
ジェニー・フィールズ:グレン・クローズ
ロバータ・マルドゥーン:ジョン・リスゴー
ヘレン・ホルム:メアリー・ベス・ハート
ジェニーの父:ヒューム・クローニン
ジェシカ・タンディ : ジェニーの母
エレン・ジェイムズ:アマンダ・プラマーエレン・ジェイムズ
ガープ(子供時代):ジェームズ・マッコール

映画『ガープの世界』のスタッフ

監督:ジョージ・ヒル
原作: ジョン・アーヴィング
衣裳: アン・ロス
美術: ヘンリー・バムステッド、ウッズ・マッキントッシュ
主題曲: ビートルズ “When I’m Sixty-four”
挿入曲: ナット・キング・コール “There Will Never Be Another You”

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