映画『キング・コング』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2005年12月14日に公開された映画『キング・コング』。
この記事では、映画『キング・コング』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『キング・コング』の予告編

≪映画『キング・コング』・予告編≫

映画監督のデナムと女優のアンらが撮影のために訪れた「髑髏島」。
そこは巨大な猿キング・コングが住み着いている危険な島でした。
そしてアンは先住民に生贄として差し出され、キング・コングに囚われてしまいます。
キング・コングを崇める先住民やキング・コングを捕獲しようと考えるエングルホーン、そしてデナムにアンという様々な人間と怪獣キング・コングそれぞれの欲望が渦巻く物語です。
果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか。

映画『キング・コング』のあらすじ(ネタバレなし)

映画監督のカール・デナムは予算の超過、スケジュール通りに作品を作れないなどの問題でスポンサーから愛想を尽かされ、出資を打ち切られてしまいそうになります。
映画を何としても完成させたいデナムは、スタッフを連れて海外で撮影を続行しようと決意。

しかし、主演を務める女優が降板してしまいます。
慌てて代役の確保に奔走するデナム。
海外への出発の準備は助手のブレストンに任せます。

一方、とある劇場で活躍する女優アン・ダロウもまた、興行主が夜逃げしてしまったことで職を失い、途方に暮れていました。
そんな中でデナムとアンは出会い、デナムはアンを主演女優にすることに決めます。

こうして映画を撮影する体制が整ったデナム一行は海外へと出発。
目的地は「髑髏島」と呼ばれる場所でした。

そこで彼らはキング・コングと呼ばれる巨大な猿と出会います。
こうしてキング・コングとコングを巡る物語が始まっていきます。

映画『キング・コング』の解説

この映画は怪獣が暴れる姿をただ映すパニック映画ではありません。
キング・コングにも思考があり、最初は生贄として差し出されたアンを大切な存在として認識し、アンもまた、キング・コングに理解を示します。

しかし、その中で欲望にまみれた人間たちがキング・コングを商業に利用しようとします。
アンはキング・コングを救おうと奔走し、キング・コングもアンを求めて暴れます。

単純な怪獣対人間の構図ではなく、アンがヒロインのポジションに入ることで物語にロマンスの要素が入り、深みが生まれているのです。
シンプルなストーリーながら、見どころが多く、飽きさせない作りになっていると思います。

映画『キング・コング』のみどころ

見どころは前にも書いた通り、シンプルながら一味違うストーリーでしょう。
アンがヒロインとなり、怪獣と人間のラブロマンスという要素が入り、単純な怪獣映画にはない美しさが生まれています。
言葉が通じないはずの異種族が思いを通わせる様は感動的です。

映像としての注目ポイントはコングが捕獲され、場面がニューヨークに移ってから、ニューヨークの街並みをキング・コングが暴れまわるシーンは映えます。
やはり怪獣が暴れるのは自然に溢れた島ではなく、建物が並ぶ街の方が面白いです。

ストーリーとしての見どころもありながら、怪獣映画としての基本もしっかり押さえているところが本作の魅力と言えるでしょう。

映画『キング・コング』の感想

私は怪獣映画をそれほど見ているわけではなく、ゴジラシリーズなどをそこそこに見ているだけですが、それでも海外産と国内産の怪獣映画は違いがあって面白いと感じます。
特にスケールの大きさはやはり海外産の方が上と言えるでしょう。
その中で繊細なストーリーも感じさせるのも良いですね。
難解というわけでもないので、ぜひとも構えずにたくさんの方に見ていただきたい作品です。

映画『キング・コング』の登場人物・キャスト

アン・ダロウ:ナオミ・ワッツ
カール・デナム:ジャック・ブラック
ブレストン:コリン・ハンクス
エングルホーン:トーマス・クレッチマン

映画『キング・コング』のスタッフ

監督:ピーター・ジャクソン
脚本:ピーター・ジャクソン
   フラン・ウォルシュ
原作:メリアン・C・クーパー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

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