映画『きっと、うまくいく』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2013年5月18日に公開された映画『きっと、うまくいく』。
この記事では、映画『きっと、うまくいく』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『きっと、うまくいく』の予告編

≪映画『きっと、うまくいく』・予告編≫


インドの超エリート理系大学ICEに通う三人のストーリーです。
三者三様に個性がとがる3人で、型破りな自由人のランチョー、何でも神頼みの苦学生ラージュー、機械よりも動物が大好きなファルハーン。
彼らは、珍事件をしょっちゅう起こして学長に起こられまくりです。
学園コメディであり、ミステリーであり、これらが同時に進んでいきつつも、その根底は教育問題です。
様々な場面で“今を生きる”ことを問いかける作品となっています。

映画『きっと、うまくいく』のあらすじ(ネタバレなし)

インド屈指の難関工科大学ICEに入学してきた、カメラマンを夢見ながらもエンジニアになることを強要されてきたファルハーン。
貧しい家の生まれで恐怖心からお守りを手放せないラージュー、探究心旺盛で強い信念を持つランチョーの3人は、ルームメイトとなります。
「All Izz Well(うまくいく)」をモットーとするランチョーは自由奔放で、成績や社会的評価を第一とする学長と衝突を繰り返していきます。
ランチョーに固定概念を覆されたファルハーンとラージューは、刺激的で濃い大学生活を送ります。
しかし、ランチョーは卒業の日を最後に、彼らや恋人の前から姿を消してしまいます。
それから10年後、ランチョーの所在を知らされ会いに行った二人は、思いもよらない真実に直面します。

映画『きっと、うまくいく』の解説

日本では2013年に公開された映画で、主演はインドで圧倒的な人気を誇るアーミル・カーンです。
2009年の公開当時、興行成績はなんとインド歴代最高を記録しています。

2010年のインドアカデミー賞では、作品賞をはじめ史上最多16部門を受賞した大ヒット作です。

あのスティーヴン・スピルバーグも「3回も観るほど大好きだ」と絶賛しています。
インド国内だけでなく、各国でも高い評価を受け、リメイクの制作が決定しています。

実は、ランチョーを演じた主演のアーミル・カーンは実年齢は当時44歳にもかかわらず、大学生役でした。
そのため、撮影期間中は肌をフレッシュにするため水を1日4リットル飲んでいたそうです。

また、ハルファーン役のR・マドハヴァンも当時39歳、ラージュー役のシャルマン・ジョシも30歳でした。

映画『きっと、うまくいく』のみどころ

インドの学歴競争が起因となる社会問題を取り上げながらも、ストーリー展開はポップで随所に笑えるシーンがあるため、3時間という長さでも飽きずに最後まで楽しんで見ることができます。
何より主人公のランチョーが非常に魅力的な人物で、学歴第一の鬼学長と対立する場面では、思わずランチョーたちを応援して「All Izz Well」と言いたくなります。

インド映画らしい、途中のミュージカル要素も見どころのひとつです。
10年前の濃い大学生活、そして10年後の大人になった3人の姿を通して「何のために大学で学ぶのか」「今を生きるとはどういうことなのか」ということを考えさせられます。
このようなメッセージ性も重要なポイントです。

映画『きっと、うまくいく』の感想

インド映画は長いからと敬遠する人にこそ見てほしい作品です。
抱腹絶倒の青春コメディでありながらも、教育問題に一石を投じ、生き方について考えさせられること間違いありません。
笑いあり、涙あり、ダンスあり、どんでん返しあり、見終わったあとには不思議な満足感があります。

映画『きっと、うまくいく』の登場人物・キャスト

ランチョー:アーミル・カーン
ファルハーン・クレイシー:R・マドハヴァン
ラージュー・ラストーギー:シャルマン・ジョシ
ピア・サハスラブッデー:カリーナ・カプール
チャトゥル・ラーマリンガム:オミ・ヴァイディア

映画『きっと、うまくいく』のスタッフ

監督:ラージクマール・ヒラーニ
製作:ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー
脚本:ラージクマール・ヒラーニ、 ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー、ジット・ジョーシ
撮影:C・K・ムラリーダラン
音楽:ジャンタヌ・モイトラ、アトゥル・ラニンガ、サンジャイ・ワンドレカール
編集:ランジート・バハドウル、ラージクマール・ヒラーニ
日本語字幕監修:いとうせいこう

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