映画『羊たちの沈黙』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

映画

1991年6月22日に公開された映画『羊たちの沈黙』。
この記事では、映画『羊たちの沈黙』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『羊たちの沈黙』の予告編

≪映画『羊たちの沈黙』・予告編≫


FBI訓練生の若い女性が謎の事件を捜査するストーリーです。
さまざまな患者に対して異常な扱いをしていた精神科医と協力しながら、事件の犯人を追い詰めていきます。

アカデミーアワードを多数受賞したサイコ・スリラー作品で、シリーズ化されており、ドラマ化にもなっている人気シリーズです。
ベストセラー小説をモチーフしており、独特の世界観が色濃く描かれています。

映画『羊たちの沈黙』のあらすじ(ネタバレなし)

クラリスは大事件の捜査を手伝うことになり、上司から監獄にいるレクター博士に会うよう命じられました。
彼女は博士に会いますが最初冷たくされてしまいます。
しかし次第に信用されるようになり、博士からいろいろなアドバイスを受けることになりました。
彼女は犯行に共通点があることを見つけ、容疑者の家へと出かけます。
その頃レクターは事件を助けるという名目で、監獄から出されることになりますが、彼は脱走を試みようとするのです。
上司から容疑者の逮捕に向かっていると聞き安堵するクラリスですが、それは間違いで、彼女は真犯人の家に入ろうとしています。

映画『羊たちの沈黙』の解説

アメリカのサイコスリラー作品で、ジョディ・フォスターの地位を不動のものにしました。
FBI女性訓練生と精神科医との交流が描かれており、お互いを認め合うような仲になっていくのがユニークです。
アカデミー作品賞では珍しいホラー映画で、レクター博士の名前は知れ渡るようになります。
いくつも続編が作られており、配役が何名か変更しましたが、その独特な世界観は引き継がれているので楽しむことが可能です。

タイトルは幼いクラリスが救えなかった子羊のことで、精神的な外傷にもなっていますが、事件を解決することによってこの悩みを解消するという設定になっています。

映画『羊たちの沈黙』のみどころ

この作品のヒットからシリーズ化されるようになり、続けて続編が公開されました。
ドラマにもなっており、犯人の心理を分析しながら異常犯罪を解決したり、真犯人を探っていくプロファイリングという言葉が普及するきっかけになった作品です。
行動科学などを利用して犯人の動機を読み解くミステリー的な要素を作品に活用しており、同時に女性が男性社会において感じるプレッシャーを表現している作品でもあります。
ジョディ・フォスターは複雑な感情を持ったキャラクターを演じており、女性であるというハンデキャップや、トラウマから脱却したいという想いを見事に表現しました。

映画『羊たちの沈黙』の感想

この作品によってカリスマ的な異常犯罪者が誕生しており、いろいろな作品に派生することになります。
女性捜査官として活躍するクラリスの姿が勇ましく、前半は静かな会話シーンが多いですが、後半になると躍動的なシーンが多いです。
博士の本領を発揮するシーンを見ることができ、彼のカリスマ性や美学などを鑑賞することができます。

映画『羊たちの沈黙』の登場人物・キャスト

クラリス・スターリング:ジョディ・フォスター
ハンニバル・レクター:アンソニー・ホプキンス
ジャック・クロフォード主任捜査官:スコット・グレン
バッファロー・ビル:テッド・レヴィン
フレデリック・チルトン医師:アンソニー・ヒールド
アーディリア・マップ:ケイシー・レモンズ
キャサリン・マーティン:ブルック・スミス
ルース・マーティン議員:ダイアン・ベイカー
バーニー:フランキー・R・フェイソン
ヘイデン・バークFBI長官:ロジャー・コーマン
メンフィスのFBI捜査官:ジョージ・A・ロメロ(ノンクレジット)
プレシャス:Darla(タレント犬 ビション・フリーゼ)

映画『羊たちの沈黙』のスタッフ

監督:ジョナサン・デミ
脚本:テッド・タリー
原作:トマス・ハリス「羊たちの沈黙」

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