2005年5月14日に公開された映画『バタフライ・エフェクト』。
この記事では、映画『バタフライ・エフェクト』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『バタフライ・エフェクト』の予告編
≪バタフライ・エフェクト 予告編≫
タイトルにもなっている「バタフライ・エフェクト」とは、「ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こる」という意味です。
つまり、ごく小さな違いで、とてつもなく大きな変化が起こることを意味する言葉です。
主人公のエヴァンは自分の書いた日記の時点に、つまり過去に戻る能力を持っています。
エヴァンには幼馴染のケイリーがいますが、自分のせいで彼女の人生がくるってしまったことに気づきます。
過去に戻り、ほんのわずかな“蝶の羽ばたき”を起こして現在を書き換えることで彼女を救おうとしますが…。
映画『バタフライ・エフェクト』のあらすじ(ネタバレなし)
主人公のエヴァンは、自分の書いた日記を読み返すと、その日記を書いた時までさかのぼる能力を持ちます。
初恋の相手でもある幼馴染のケイリーの不幸な現在を救うために何度も過去に戻ります。
ある瞬間の小さな出来事を変えた結果、現在はめまぐるしく変化する、まさにバタフライ・エフェクト。
大切な人のために何度も過去に挑戦するエヴァンは、一体どんな思いで挑み続けるのか。
エヴァンの選んだ結末は・・・。
映画『バタフライ・エフェクト』の解説
バタフライ・エフェクトは2004年にアメリカで公開され、日本では2005年の5月に公開されています。
小さな変化が思いも寄らないところで大きな変化になるというカオス理論を題材にした映画です。
サターン賞の「SF映画賞」にもノミネートされ、北米では初登場1位のヒット作です。
製作費は1300万ドル、興行収入は世界で合計9600万ドルにもなりました。
オープニングでも蝶をイメージした描写もあり、バタフライ・エフェクトのみならず、その瞬間の重さも実感できる作品です。
エヴァンを自分に置き換えて選択肢を考えてみると、決断の大切さに気づけるようになってきます。
映画『バタフライ・エフェクト』の見どころ
なんと言っても、この映画で鍵になるのは過去に戻るというタイムリープです。
どのようなタイミングでどの時点に戻り何をするのか、この全てが興味を引くポイントです。
自分だったらどのタイミングか、どこで何をするのか、果たしてこれでいいのか、と様々な考えが映画を見ながら頭の中を駆け巡ります。
さらに、時には煽るような激しい演出もあり、臨場感も満載です。
どのような結末を主人公が選択するのか、自分はそれで納得できるのか、自分ならばどうするか。
この3つを同時に感じ取ってほしい、そんな作品です。
映画『バタフライ・エフェクト』の感想
映画の中で、「自分だったら」という見方でとても考えさせられるストーリーでした。
しかし、試聴を終えると、「もし自分の過去に戻れるとしたらどうなるか」とついつい考えてしまいます。
エヴァンの経験した過去を考えると、戻ってやり直すべきか、今のままの方がいいのか、ぐるぐると頭の中を巡っていきます。
そして、今を精一杯生きること、後悔しないように今を全力で駆け抜けることが大切だと改めて気付くことができました。
映画『バタフライ・エフェクト』のキャスト
エヴァン:アシュトン・カッチャー
John Patrick Amedori(13歳)
ローガン・ラーマン(7歳)
ケイリー:エイミー・スマート
Irene Gorovaia(13歳)
Sarah Widdows(7歳)
トミー:ウィリアム・リー・スコット
Jesse James(13歳)
キャメロン・ブライト(7歳)
レニー:エルデン・ヘンソン
Kevin G. Schmidt(13歳)
Jake Kaese(7歳)
アンドレア(エヴァンの母親):メローラ・ウォルターズ
ジョージ(ケイリー、トミーの父親):エリック・ストルツ
映画『バタフライ・エフェクト』のスタッフ
監督・脚本:エリック・ブレス/J・マッキー・グラバー
製作:クリス・ベンダー 他
製作総指揮:トビー・エメリッヒ/リチャード・ブレナー/アシュトン・カッチャー 他
撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽 = マイケル・サビー
編集:ピーター・アマンドソン
主題歌:オアシス “Stop Crying Your Heart Out”
日本語版演出:鍛治谷功