2000年9月13日に公開された映画『あの頃ペニー・レインと』。
この記事では、映画『あの頃ペニー・レインと』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『あの頃ペニー・レインと』の予告編
≪映画『あの頃ペニー・レインと』・予告編≫
舞台はアメリカ・サンディエゴ。
母親らから将来を期待されている高校生のウィリアムは、大学進学を機に家を離れた姉からもらったロックのレコードに影響され、ロックライターへの道を志すようになります。
ひょんなことからローリングストーンズ誌から人気が出始めているインディーバンド「ブラック・サバス」の記事を頼まれ、ツワーに参加することになります。
映画『あの頃ペニー・レインと』のあらすじ(ネタバレなし)
親の反対を押し切り、ロックライターとしてブラック・サバスというバンドの全国ツアーに同行する高校生ウィリアム。
追っかけをしているペニーに恋心を抱きながらも、バンドの裏側やツアー状況を記事にしていきます。
インタビューや執筆をしながらバンドの状況を把握していくウィリアムは、ペニーがギタリストのラッセルと恋仲になる光景を目にします。
しかし、ツアーで訪れたニューヨークでラッセルが恋人に再会したことにより、ペニーはツアーに同行できなくなります。
一方、ロックの世界を知り、記事が雑誌社に認められたウィリアムは、バンドメンバーと喜びます。
映画『あの頃ペニー・レインと』の解説
2000年にアメリカで公開されるや否や大反響を得ている隠れた名作で、本作の監督・脚本・製作を務める監督自身の自伝的体験を元に制作されました。
映画評論家からの評価がとても高く、アカデミー賞の各部門にノミネートし、脚本賞やグラミー賞を受賞しています。
また、ゴールデングローブ賞では作品賞と、本作のヒロインを案じたアメリカ人女優ケイト・ハドソンは助演女優賞を獲得しました。
1980年代を背景にした映像美にも定評があり、挿入歌と映像が時代とマッチしています。
また、当時流行っていた楽曲を採用したことにより、カットなしで上映時間2時間に収められています。
映画『あの頃ペニー・レインと』のみどころ
人気が出始めたロックバンドをテーマに、高校生の主人公ウィリアムがロックの世界を知りながら成長する過程が見どころです。
そしてバンドの追っかけをしている可愛いペニーに心を惹かれながらも、インタビューや執筆活動を真っ当していきます。
過激な感情をむき出しにするバンドメンバーや追っかけをする女の子たちの様子など、ボヘミアンな風景とセンスで美しく描写されています。
また、ストーリーを盛り上げてくれるのは、本作で欠かせない挿入歌や主題歌です。
超有名なイギリスのミュージシャン・エルトン・ジョンの「可愛いダンサー」をはじめ、レッドツェッペリンやザ・ビーチ・ボーイズなどの楽曲が採用されています。
映画『あの頃ペニー・レインと』の感想
親の期待とは裏腹にロックに目覚めた青年があるロックバンドのツアーに同行しながら、コンサートでバンドの追っかけをしているペニー・レインに出会い成長する姿が描かれています。
ロックをテーマにした映画ならではの見せ場がたくさんあります。
映画『あの頃ペニー・レインと』の登場人物・キャスト
ウィリアム・ミラー:パトリック・フュジット
少年時代のウィリアム:マイケル・アンガラノ
ペニー・レイン:ケイト・ハドソン
ラッセル・ハモンド(ロックスター):ビリー・クラダップ
エレイン・ミラー(ウィリアムの母):フランシス・マクドーマンド
ジェフ・ベイブ:ジェイソン・リー
ポレキシア・アフロディシア:アンナ・パキン
サファイア:フェアルザ・バルク
ディック・ロスウェル:ノア・テイラー
アニタ(ウィリアムの姉):ズーイー・デシャネル
レスター・バングス:フィリップ・シーモア・ホフマン
ベン・フォン・トーレス:テリー・チェン
映画『あの頃ペニー・レインと』のスタッフ
監督:キャメロン・クロウ
製作:キャメロン・クロウ イアン・ブライス
共同製作:リサ・ステュワート
脚本:キャメロン・クロウ
撮影:ジョン・トール
美術:クレイ・A・グリフィス クライトン・R・ハートリー
衣装:ベッツィ・ハイマン
編集:ジョー・ハッシング サー・クライン
音楽:ナンシー・ウィルソン
音楽監修:ダニー・ブラムソン