映画『エスターカーン めざめの時』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2000年5月18日に公開された映画『エスターカーン めざめの時』。
この記事では、映画『エスターカーン めざめの時』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『エスターカーン めざめの時』の予告編

≪映画『エスターカーン めざめの時』・予告編≫

誰もが抱えたことのある、「真の人生とは何か?」と言う問いに迫った作品です。
19世紀末のロンドンで生まれ育った少女エスターは、ある晩芝居を見に行ったのがきっかけで、女優になりたいと夢見るようになります。
日々の練習を重ねて、着実に女優への道を歩んでいくエスター。
憧れの主演の座を手にして、全てが順調に思えてのですが…。

映画『エスターカーン めざめの時』のあらすじ(ネタバレなし)

舞台は19世紀末のロンドンです。
イーストエンドにあるユダヤ人街で生まれ育った少女エスターは、家業の洋裁を手伝い、女学校へと通っていました。
彼女は内気で、周囲の人間とコミュニケーションを取るのが苦手で、学校だけでなく家族の中でも浮いてしまいます。
そんな彼女は偶然芝居に出会い、女優になりたいと願うようになります。
地道にエキストラ出演などを重ねて、着実に一歩ずつ女優への道を歩んでいきます。

そんな中、演劇評論家のフィリップと恋愛関係になります。
やがて憧れの主演の座を手に入れ、全てが思い通りに思える彼女の人生でしたが…。

映画『エスターカーン めざめの時』の解説

この映画はエスターの演劇に対する情熱をドラマティックに描いた映画です。
1人の女性の成長にのみ、焦点を当てているこの作品は、2000年代の懐かしさを感じつつお、古き良きフランス映画の雰囲気を味わうことができます。

監督・脚本を務めたのは「そして僕は恋をする」のアルノー・デプレシャン監督です。
原作小説は、英国作家のアーサー・シモンズの短編小説です。
音楽は「ザ・セル」で人気を集めたハワード・ショアによって奏でられます。
主演は、リヴァー・フェニックスの妹、サマー・フェニックスです。

2000年5月18日に公開されました。

映画『エスターカーン めざめの時』のみどころ

この映画は1人の普通の女子学生へと焦点を当てており、その真摯さにすごく好感が持てます。
舞台女優になると言う夢に向かって一生懸命に修行の道を歩んでいく彼女のひたむきさに、いつも勇気づけられます。

フィクションなのに、まるで本物の感情のようにヒシヒシと伝わってきます。
この物語で心に残っているのは、どんな問題であれ、自分は自分。他人は他人だということです。
夢に向かって突き進んでいく彼女の姿は本当にかっこよく、凛々しくて美しいです。
恋愛感情もダイナミックに描いていて、音楽も相まってとても魅力的なシーンに思えました。

映画『エスターカーン めざめの時』の感想

誰しも一度は自分の人生について悩んだことがあると思います。
そんな人たちにこの映画を贈りたいです。
ひたむきに頑張る少女の姿を通して、自分の悩んでいる問いの解決への道がきっと見えてくると思います。
ぜひ見て見てください。

映画『エスターカーン めざめの時』の登場人物・キャスト

Esther Kahn :サマー・フェニックス
Nathan Quellen:イアン・ホルム
Philip Hayward:ファブリス・デブレシャン
Rivika Kahn:フランシス・ハーバー 

映画『エスターカーン めざめの時』のスタッフ

監督:アルノー・デブレシャン
脚本:アルノー・デブレシャン、エマニュエル・ブルデュー
原作:アーサー・シモンズ
音楽:ハワード・ショア
制作:パスカル・コーシュテゥー、クリス・カーリング

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