映画『迷子の警察音楽隊』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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2007年12月22日に公開された映画『迷子の警察音楽隊』。
この記事では、映画『迷子の警察音楽隊』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『迷子の警察音楽隊』の予告編

≪映画『迷子の警察音楽隊』・予告編≫

アレクサンドリア警察音楽隊は、ペタハ・ティクヴァのアラブ文化センターにて演奏するように、イスラエルへと招かれました。
しかし、彼らがずっと待っていても迎えがきません。
団長のトゥフィークは、自力で目的地へと辿り着こうと主張します。
しかし、彼らが乗ったのは、目的地の名前と一字違いの、全く別の街行きのバスで、、、

映画『迷子の警察音楽隊』のあらすじ(ネタバレなし)

1990年代、エジプトのアレクサンドリア警察音楽隊は、ペタは・ティクヴァにあるアラブ文化センターで演奏するために、イスラエルへと招集されました。
ですが、彼らがずっと空港で待っていても、迎えの者は現れません。
自分達の力に自信があった団長、トゥフィークは、自分達の力だけでアラブ文化センターへ向かおうと提案します。

しかし、誰かが誤って目的地の名前を聞き間違えてしまったのか、アレクサンドリア音楽隊一行は、目的地の名前とは一文字違いの辺境、ベイト・ハティクヴァという街へ向かうバスへ乗ってしまいます。
果たして彼らは、無事演奏できるのでしょうか、、?

映画『迷子の警察音楽隊』の解説

この映画は2007年に公開された、イスラエル・フランス・アメリカの映画で、原題はイスラエル語となっています。

この作品の脚本、および監督を務めたのは、イスラエルの監督、エラン・コリリンです。
彼はこの映画で、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門クードクール賞、国際映画批評家連盟賞、ユース賞を受賞しています。
さらに東京国際映画祭では東京グランプリを、ヨーロッパ映画賞では新人監督賞を受賞しています。

また、この作品は、第20回東京国際映画祭東京サクラグランプリで最優秀作品賞、第20回ヨーロッパ映画賞では主演男優賞を受賞しています。

映画『迷子の警察音楽隊』のみどころ

この映画は、自由奔放なイスラエル人たちと、生真面目なエジプトの旧世代の人たち、さらにはあっさりとしている新世代の人たちとの対比が、最大の見どころだと思います。
言葉が通じない中でも、微妙な感情を表現している表情や、心温まるストーリーによって、見終わった後にはほっこりとした気持ちになります。

また、あえて固定されて動かないカメラワークや、カットのワンシーン、無駄を省いたシンプルかつ美しい構図には感動させられます。
コメディ映画で、面白おかしく笑える部分もありながら、見終わった後には心が温まるのがこの作品の魅力です。

映画『迷子の警察音楽隊』の感想

隣り合う国同士なのに、文化も宗教も、考え方も全く違います。
そんな中でも、音楽は共通して笑いや喜び、楽しみを運んでくれます。
文化の違う二組の心を結びつけてくれるストーリーは必見です。
まだ見たことのない人は、ぜひ見てみてください。

映画『迷子の警察音楽隊』の登場人物・キャスト

トゥフィーク(団長):サッソン・ガーベイ
ディナ(食堂の女主人):ロニ・エルカベッツ(英語版)
カーレド(楽団員):サーレフ・バクリ(英語版)
シモン(楽団員):カリファ・ナトゥール(ヘブライ語版)
イツィク(食堂の常連客):ルビ・モスコヴィッチ
パピ(食堂の住人):シュロミ・アヴラハム

映画『迷子の警察音楽隊』のスタッフ

監督:エラン・コリリン
脚本:エラン・コリリン
撮影:シャイ・ゴールドマン
プロダクションデザイン:エイタン・レヴィ
衣装デザイン:ドロン・アシュケナジ
音楽:ハビブ・シェハーデ・ハンナ

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