映画『グラン・トリノ』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

映画

2009年4月25日に公開された映画『グラン・トリノ』。
この記事では、映画『グラン・トリノ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『グラン・トリノ』の予告編

≪映画『グラン・トリノ』・予告編≫

ウォルトは、妻に先立たれ、孤独に一人きりで生活していました。
彼は誰にも心を許すことはなく、自宅の芝生にだって何人たりとも入れたくない、そう思うような人でした。

そんな彼が何よりも大切にしているヴィンテージ・カー「グラン・トリノ」を、彼の家の隣に住む少年タオが盗もうとしてしまいます。
ウォルトはタオの謝罪を受け入れ、彼らの不思議な関係が始まります。

映画『グラン・トリノ』のあらすじ(ネタバレなし)

妻に先立たれてしまった孤独な老人、ウォルトは愛車のグラン・トリノと共に、東洋人の街とも言われるデトロイトで隠居生活を続けていた。
自宅の芝生に足を踏み入れることすら許さない頑固さのせいで、息子たちにも嫌われていました。

そんな彼の家に、ギャングにそそのかされた隣の家の少年タオが、愛車を狙って忍び込みます。
しかし見つかってしまい作戦は失敗してしまいます。
ウォルトはタオを許し、成り行きでタオの仕事の世話をすることになりました。

ウォルトから受け取る労働で、男としての自信を持つタオ、そんなタオを見て、タオを一人前にする目標に喜びを覚えるウォルト。
しかし、タオが家族と共に命の危険にさらされてしまって…。

映画『グラン・トリノ』の解説

この作品の監督、主演、プロデューサーは、「硫黄島からの手紙」などの作品で名の知れた、クリント・イーストウッド監督です。
アメリカのミシガン州が舞台となっており、2008年12月に北米のみで限定公開、2009年1月9日には拡大公開されました。

日本で上映が始まったのは2009年4月25日です。
全世界での興行収入はなんと2億6995万円ドルにも昇る大ヒットを記録しました。

イーストウッド監督は、この作品を俳優業界最後の仕事だと位置付けており、公開時のインタビューにて「今後は監督業に専念して俳優からは引退する」と述べています。

映画『グラン・トリノ』のみどころ

この映画の見どころは、登場人物たちの移り変わっていく心の変化と言えるでしょう。
頑固だったウォルトと、自分の進むべき道のわからないタオが、物語が進んでいくにつれて成長していく姿は必見です。
「遠くの親戚より近くの他人」この言葉が最大の魅力を表していると思います。

そして監督イーストウッド自ら拳銃を持ち演じきる姿は何度見てもかっこいいです。
俳優としても監督としても、この映画がイーストウッド監督の最高傑作と言われているのにも深く納得がいきます。
劇的な音響と画面に釘付けになる演出によって、この映画のクオリティが高まっていると思います。

映画『グラン・トリノ』の感想

この映画を初めて観た時、感動して号泣してしまいました。
脚本も素晴らしく、観た後もずっと心に感動が残ります。
エンディングに流れる歌も最高で、映画の余韻を感じられます。
今まで彼の作品を見たことのなかった人にも、ぜひお薦めしたいです。

映画『グラン・トリノ』の登場人物・キャスト

ウォルト・コワルスキー:クリント・イーストウッド
タオ・ロー:ビー・ヴァン
スー・ロー:アーニー・ハー
ヤノビッチ神父:クリストファー・カーリー
スパイダー:ドゥア・モーア

映画『グラン・トリノ』のスタッフ

監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
原案:デヴィッド・ジョハンソン、ニック・シェンク
制作:クリント・イーストウッド、ビル・ガーバー
音楽:カイル・イーストウッド

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