2018年8月31日に公開された映画『search サーチ』.
この記事では、映画『search サーチ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『search サーチ』の予告編
≪映画『search サーチ』・予告編≫
妻をがんで亡くしたデビッドは、一人娘と暮らしています。
以前と比べると距離が出来ていた娘が、ある日失踪してしまいます。
彼女の着信電話にも気づかずにいたデビッドは、彼女の使っていたパソコンを手掛かりに彼女の行方を探そうとします。
捜索を続けると段々と彼女の知らなかった面や交友関係が見えてき、最終的に彼女はどうなったのでしょうか。
映画『search サーチ』のあらすじ(ネタバレなし)
アメリカに住むアジア系男性のデビッドは、妻をがんで亡くし、一人娘と暮らしていました。
大学に入り少し距離の遠くなった彼女ですが、ある日、友達の家に泊まると言ったきり姿を消してしまいました。
娘の交友関係を知らなかったデビッドは娘のパソコンに何とかログインし、彼女の交友関係を辿っていくことにしました。
次第に謎のユーザーとの関係に行き着いたデビッドは、娘がある湖畔で消息を絶っていることに気づきます。
警察の捜査も入りますが、デビッドはパソコンで引き続き彼女を探し続けます。
しかし、そこで知ったのは父親である彼が知らない娘の姿でした。
映画『search サーチ』の解説
2018年にアメリカで公開されたサスペンス映画です。
特筆すべきは、映画のストーリーが全てパソコンの画面上で進んでいくという点です。
娘を探す父親の心配そうな姿や、SNSでの彼女の交友記録、メールなど、パソコン画面だけでこれだけの表現が出来るという驚きを世間に与えた異色の作品ともいえます。
映画評論家などからも絶賛を受けている作品で、当初に公開されたサンダンス映画祭では観客賞次点となっています。
舞台はアメリカですが、主人公はアジア系であることも他の作品とは少し違う印象を与えます。
アジア系の娘に対する意識なども作品の背景にあるのかもしれませんね。
映画『search サーチ』のみどころ
パソコン画面上だけでストーリーが進んでいくという、他に類を見ない構成です。
そのため、役者さんたちの表情がとても効果的であり、特に父親であるデビッドの娘を思う気持ちや、信念を持った行動がとても良く演じられています。
また、単純にサスペンスものとしてもとても秀逸な作品で、序盤から様々な伏線が張られています。
何となく感じた違和感が後々重要なキーポイントになっていたりして、伏線回収の醍醐味が感じられます。
SNSやテレビ電話など最近のインターネットやパソコンを駆使した展開も、現代の雰囲気を映し出しておりとても面白いです。
映画『search サーチ』の感想
最初にこの映画を見始めた時は、はてなの連続でした。
固定のパソコンから見た画面の先で、主人公が右往左往していくので謎が膨れるばかりです。
しかし次第にその謎が解けていったり、思いもよらない急展開にどんどんと映画に引き込まれていきます。
最後にはパソコン画面であることも忘れてしまうような臨場感があり必見の映画です。
映画『search サーチ』の登場人物・キャスト
デビッド・キム:ジョン・チョー
ローズマリー・ヴィック:デブラ・メッシング
マーゴット・キム:ミシェル・ラー
パメラ・ナム・キム:サラ・ソーン
ピーター・キム:ジョセフ・リー
ロバート・ヴィック:スティーヴン・マイケル・アイク
ランディ・カートフ:リック・サラビア
映画『search サーチ』のスタッフ
監督:アニーシュ・チャガンティ
製作:ティムール・ベクマンベトフ
セブ・オハニアン
アダム・シドマン
ナタリー・カサビアン
製作総指揮:マリヤ・ザトゥロフスカヤ
アナ・リサ・ムラビナ
イゴール・ツァイ
脚本:アニーシュ・チャガンティ
セブ・オハニアン
撮影:フアン・セバスティアン・バロン
美術:アンヘル・エレーラ
編集:ウィル・メリック
ニック・ジョンソン
音楽:トリン・バロウデイル